今日は、先日の講演会のお話です。

私は虐待に関する講演会には初めて行きましたが、
この講演会のように、支援者、当事者、支援者でも当事者でもない方が集まるスタイルは珍しいそうです。
そういう意味では、貴重な機会だったと思うのですが...。
実は、この講演会の内容、あまり覚えていません。
講演会では、長谷川さんの撮られた写真がスライドショーで流れていました。
それを見ていて、のどがキュッと締めつけられたような感覚になり、
かなりぼーっとしてしまいました。
自分の写真を見てフラッシュバックを起こしたのではないのですが、
少し苦しくなりました。
そういう状態になってしまった自分にびっくりして焦って、
我に返った頃は、講演会は既に終盤になっていました。
私は、虐待は家庭という閉鎖的な環境で行われていて、
なかなか世間に虐待の実態が明らかにされていないことが問題で、
少しでも多くの方に知っていただくためには、経験者が語ることが必要だと考えています。
ただ、この語ることについては、
さまざまな考え方があると思います。
つらい思いを人前で話すことは、簡単なことではないからです。
語らないという選択も、あると思っています。
大切なのは、語りたい人は語る、語りたくない人は語らないと、
自分の意思で決めることだと思います。
私は、語りたい派です。
それは、虐待と向き合うことになってから、変わってないなあと思います。
が、この講演会で、
自分は語りたいのだけど、まだ人前で語る段階には届いていないことを痛感しました。
講演会が始まるまでは、
講演会の後で質問タイムがあるだろうから、そこで手をあげてみようなんて思っていたのですが、全然ダメでしたね。
でも、自分の理想像と現実との差を知ることができたのは良かったと思っています。
その理想に近づけるように、今の私ができることをしていきたいです。
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