死に対して敏感な理由


私は、月に1~2回、虐待を専門に研究している小児科医のカウンセリングを受けています。

そこでは、虐待されたことだけでなく、色々な話をします。

私の性格とか、行動パターン、日々感じたり考えていることなどが話題になります。

ある日のカウンセリングで、私は、『言葉ではうまく表現できないけど、人が亡くなる前に、その人が亡くなるのが分かる時がある。』という話をしました。

先生は、「それは、オカルト的な話ではないですよ。あなたは、これまで相当危険な目にあってきたのですね。

人はみんな、生まれた時は言葉での意思表示ができません。だから、泣くことによって、親に自分のメッセージを伝えようとします。

赤ちゃんの頃は、大半の人が危険を察知する能力を持っています。

でも、言葉で意思表示ができるようになり、親から適切な愛情を受けて育った人は、次第にその能力が衰えてきます。

あなたは、お母さんから虐待されていたから、その能力を手放すどころか、能力を高めないといけない環境にいたということになります。

あなたは、自分の身を自分で守るために、危険を察知する能力が鋭くなったのです。命の危機を感じるくらい、ひどい虐待をされたのですね。

その能力は、苦しい状況に耐えて得た宝物です。

あなたは、看護師さんだから、その宝物は今後も看護をしていく中で、大いに役立つでしょう。

でも、あなたは今、心の中に、たくさんの膿瘍を抱えています。あなたが意識していない膿瘍もたくさんあるようです。それらを全部切開して出し切らないと、摂食障害は治りません。

時間はかかるけど、心の中の膿瘍を出し切って、虐待で得た宝物を活かして仕事ができるようにしていきましょう。」
と言われました。


確かに、私は、幼少期に母親から身体的虐待を受けていました。

叩く、蹴るは日常茶飯事でした。

あの人は、泣いている私を、洗濯機の中に入れました。

怒鳴り声がこわくて、泣くのをやめないと、もっと怒られると分かっているけど、こわくてたまらないから、更に泣いて、あの人にガムテープで口をふさがれたり、喉に指を突っ込まれて、血が止まらなくなったことがありました。


『殺される…。』と思いました。

今でも、フラッシュバックを起こします。


確かに、先生が言われるように、仕事をしていた時、自分が死に敏感であることが活かされていると感じることもありました。

患者さんの状態が落ち着いているからと、帰ろうとされるご家族を引き止めて、看取りをしていただけたことも何度もあります。

でも、今の私は、まだ、先生が言われるように、その能力を『宝物』と思うことはできません。

虐待で得たものより、虐待によって傷ついたことが、あまりにも多いとしか考えられません。
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プロフィール

byhfs

Author:byhfs
はじめまして。byhfs ( byh )と申します。
2015年の夏に、摂食障害と診断され、仕事を休職しています。
摂食障害の原因は、過去の母親からの虐待と過干渉でした。
摂食障害だけでなく、うつ、対人関係の悩みや、引きこもり、フラッシュバックなどの虐待後遺症を抱えています。多重人格にもなってしまいました。
そんな虐待後遺症を克服するために、日々もがいていることをブログに書いています。
よろしくお願いします。

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