血のつながりがそんなに重要なのか?


前にも似たようなことを書いたかもしれないが、頭に浮かんだので書く。

Aさんの子どもが誘拐された。

幸い、少しの怪我で命に別状はなく、誘拐されて数日後に警察に保護され、家族の元に帰ってくることができた。

誘拐犯は、警察に逮捕されたが、殺人は犯さなかったので、懲役数年の判決が出た。

その判決が出て、Aさんは記者会見で次のような発言をした。

「私の子どもは、幸い命は助かりました。でも、うちの子は、命を落とすかもしれないという恐怖を感じたんですよ。
そんなことをした犯罪者の罪が、懲役数年なんて軽すぎます。たった数年で、また刑務所から出て来るんでしょ。
そんな危険人物を世の中に放り出していいんですか?
罪が軽すぎる。死刑になって当然なのに、この判決には納得できません。」


このAさんの記者会見を見た人たちは、

『そうだよ、死刑にすべきだ』

『そんなにあっさり犯人が刑務所から解放されていいものか?』

などなど、Aさんと同様の感情を抱く人が多いだろう。



次のケース。

Bさんは幼い頃から親の愛情を知らずに育った。

数えきれないくらいの暴力を受けその暴力の中には死んでもおかしくないレベルのものもあった。

幸か不幸か、Bさんは命を落とすことはなく大人になった。

そして、社会人となり、自立した。

ある日、Bさんは言った。

「私は、幼い頃、自分の親に殺されるくらいの暴力を受けた。
そんな奴を親とは思っていない。
何の罰も受けずに、好き放題にして暮らしていることが腹立たしい。」


このBさんの発言を聞いた人の大半は、こう思うのではないだろうか?

『Bさんってちょっとヤバい人なんじゃない?』

『自分の親のことよくそんなに悪く言えるよね』

『育ててもらっておきながら、何を考えてるんだろうね』

などなど、Bさんに対して批判的な意見が多いことだろう。



Aさんのケースと、Bさんのケースの違いは、

『加害者と被害者との関係が、非血縁者か、血縁者か?』

それだけで、世間の反応はこんなに大きな違いが生じるのだ。

加害者の犯したことは、ほぼ一緒にもかかわらずである。



そんなに重要か?
『血のつながり』って。


私には、到底理解できない。

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はじめまして

FC2のブログランキングから訪問しました。
私も虐待されていた人間です。でもbyhfsさんとは異なるタイプの虐待であり、byhfsさんほどのひどいものではありませんでした。しかし、虐待が原因で精神疾患になっています。同じような立場の人間です。
私も理屈っぽいです。同じように看護師の資格を持っています。今は看護師をしていませんが・・・
もしかすると、私のブログが何か役に立つかもしれません。良かったら、訪問してみてください。しんどくなったら、ご訪問は控えた方がいいこともあるかもしれません。そこはbyhfsさんの判断に委ねます。
どうかbyhfsさんが生きやすくなりますように。

私は血のつながりはどうでもいいと思っています。日本は戸籍法というものや家族法というものがあるので、血縁関係にうるさい風潮にあると思います。家族に必要なのは、そこに信頼関係・愛情・安心があるかどうかだけ。私はそう、思います。

はじめまして。

まつこさん、はじめまして。byhです。

コメント、ありがとうございます。

虐待は、程度の問題ではなく、された時点で、その人の人生を大きく変えると思います。

私、まつこさんのブログにおじゃましたことがあると思います。あしあと、つけて下さっていたので、後でゆっくりおじゃましたいと思います。

私は、分籍して、親の戸籍からは抜けましたが、日本の法律では、本当の意味では親子関係は切れないと言われました。
それでも、戸籍を抜いたら、気分が全然違ったので、後悔していません。

ブログを通して、まつこさんと出会えたことを嬉しく思います。よろしくお願いします。
プロフィール

byhfs

Author:byhfs
はじめまして。byhfs ( byh )と申します。
2015年の夏に、摂食障害と診断され、仕事を休職しています。
摂食障害の原因は、過去の母親からの虐待と過干渉でした。
摂食障害だけでなく、うつ、対人関係の悩みや、引きこもり、フラッシュバックなどの虐待後遺症を抱えています。多重人格にもなってしまいました。
そんな虐待後遺症を克服するために、日々もがいていることをブログに書いています。
よろしくお願いします。

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